ご無沙汰です

2011年4月9日 お仕事
ほぼ、一年の放置プレイでございましたね。


この一年で僕の肩書き・環境・立場などはまったく変わりました。
独身から誰かの夫&誰かの父親になり、職場では3人中の3番手から2番手(サブチーフ)に昇格。
以前と同じものがほとんどない状態でございますよ・・・。
その中で、唯一といっていいほど変わらないものがあります。
僕が使えない無能な人間であるということです。
夫として、父親として、サブチーフとして、何一つとしてこなせていない状況です。
家庭は常に僕が原因で険悪なムード、職場は常に僕が原因で険悪なムード。
使えない人間である、有害な人間である。これだけが一年前の僕と変わっていない点です。


有名な物語をひとつ。
ある山の山腹、一人の旅人が道に迷い行き倒れになりかけていました。
それを見つけた熊・狸・兎は、それぞれが出来る方法で旅人を助けようとします。
熊は枯木を集めてきて火を起こします。
狸は木の実を集めてきて旅人に食べてもらいます。
でも、うさぎだけはなにも出来ません。
だから、うさぎは自分を与えることにしました。
「旅人さん、僕を食べて元気になって」
うさぎは熊の集めてきた枯木の火に飛び込みます。


うさぎが何かを捕ってこれる獣であったなら、
うさぎが旅人を里まで案内できる嗅覚を持っていたなら、
うさぎが旅人のために自己犠牲以外の何かが出来たなら、
うさぎは自己犠牲をする必要はなかったのかもしれません。
しかし、うさぎは何も出来なかったんです。
だからこその自己犠牲。
その自己犠牲をいったい誰が責められるでしょうか。
それぞれにはそれぞれの能力があって、それを提供することが出来ます。
うさぎには自らの肉を提供する以外に何もなかったのです。
それを躊躇して旅人に何も与えないか、
それとも自らを省みず旅人のためになるか・・・。

さて、僕はなにが出来るでしょうか。
妻の役には立てない、子供の見本にもなれない、職責を全うも出来ない。
ならば僕もうさぎを見習って自己犠牲的消滅を選択すべきではないでしょうか。
離婚、不在、退職。

妻にとっては離婚は戸籍上のマイナスになるかもしれません。
しかし、僕がいる限りは明るい未来は開けないです。
僕がいなければ別の可能性が開けるわけですし、少なくともストレスはなくなります。

子供にとっては父親の不在はマイナスになるかもしれません。
しかし、まだ記憶を鮮明にしない今であれば不在を感じることはないかもしれないです。
最初からいなければ、それが常態であれば、きっと不足を感じることもないでしょう。

職場にとっては人手の減少はマイナスになるかもしれません。
しかし、僕がいる限りは生産性の向上やロスの改善は期待できません。
僕が退職すれば別の人が補充されます。そうすれば仕事は今よりも劇的に良い状態になります。

今の僕が、妻のために、子供のために、職場のために、できることと言ったら離婚、不在、退職だけなんでしょうね。
良き夫、良き父親、良きサブチーフになりたかった。
これは紛うこと無き本音です。
しかし、求めることとが叶うほど現実は甘くないです。
ほとんどの望みは叶わずに、現実と妥協しなければいけないです。


後は僕が離婚&退職を言い出す勇気抱けばあればみんな幸せになれるはずです。
頑張れ僕!負けるな僕!みんなのために勇気を出すんだ!

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